WEBページでシェア
ストレスチェックはどうして義務化になったのか?
業務に対する責任やプレッシャーや人間関係などでストレスを感じる人が多いことはいつの時代にもあり、今に始まったことではありません。
しかし近年、うつ病や統合失調症などの精神障害を理由に休職や労災申請、自殺者も増えてきています。
経済発展の一旦を担う企業の従業員が、心の健康を保てていないことは、国民の暮らしをサポートする厚生労働省としても早急に手を打たなければいけない課題となりました。
ストレスなど心の問題解決を主とするメンタルヘルスケアを1990年代から取り入れている企業もありました。
しかし様々な理由から、なかなか浸透するまでには至っていません。
そこでストレスチェックを義務化し、体だけにとどまっていた健康診断を心まで広げることとしました。
義務化で『ストレスチェックがストレス』に
どんなことであれ、新しい事を始める際には戸惑いがつきもの。
ストレスチェックも例外ではありません。
実施については人事部が担うことが多く、通常の業務に加えストレスチェックも担当することになったという人事担当者も珍しくありません。
ノウハウが構築できていない・疑問点も多いなど、新制度であるがために時間もかかってしまっている傾向も見られます。
必ず実施しなければいけない・期日も決まっている・しかし手探りで進めている状態に、『ストレスチェック制度がストレス』になってしまっているという声も多いのが現状です。